YouTubeには乗馬技術や馬にからんだアクシデントなどいろいろな動画がたくさんアップされている。それらの中からいくつか独断で選んで紹介。
高級馬に上手い人が乗っているのを見ても、何をどうやってるのか見えないから参考にならないという気もするが、「かっこいいねぇ」と見るだけでも面白い。また、落馬やトラブルの動画は、馬というものを知るには大変参考になる。馬はバイクやオートバイと違って自分の脳に従って行動するので、パニックになって暴走している馬には、「手綱を引いたら止まる」とか「前に立ちふさがれば止まる」とか絶対有効な手段がない。恐ろしい話しだが、どうやっても止まらないということがよくわかる。
馬についての基礎知識、乗用馬の訓練方法、乗馬の基本技術などに関するムービーも追加。
下の表の YouTubeページ の欄をクリックして、ご覧ください。
お勧め度 | YouTubeページ | 内容紹介 |
Hard to Catch Horses, Scared and Abused (怖がらせられ、虐めらら捕まえるのが難しい馬) |
人に虐められ・怖がらせられて放牧地などで捕まえて無口をつけるのが困難となった馬をどうやって矯正するか?やり方が紹介されている。 辛抱強さ、ちょっとした我儘・不服従を見逃さず、許さない厳しさが必要なのだと解る。馬の性質を知るうえでとても役に立つ。 |
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Clinton Anderson and the Method fix problem horses! (問題馬を直す方法) |
馬から見ると訳があるのだろうが、一見理由がないのに暴れだしてコントロール不能に陥った馬。こうなったらどんなうまい乗り手も振り落とされる。こんな馬には乗らないのが一番の対策。馬は危険から逃げる本能だけに生きている動物、ある意味バカな動物だと知っておくことが大切。 問題馬を直す方法はほんのさわりだけ。 |
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Gaining the respect of a disrespectful horse (人を敬しない馬の尊敬を得る) |
馬の尊敬を得る方法というタイトルだが、内容は、見知らぬものにおびえる性質の馬をどうやって慣らしてゆくかを見せるもの。恐怖の対象が辛抱強い訓練で、まったく意に介さないなんでもないものになる過程を見ることがでる。 馬というものの性質を知るのには良い映像。 |
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Consider this when horse training (馬を調教するときにこれを考えてみて) |
馬と人とがどう信頼関係を築いて調教につないでゆくかなどを問いかけるビデオ。 このビデオを見ると、馬を奴隷状態(ほんとはいやでしかたがないが抵抗しても無駄だとあきらめていやいや人に従う)におかなくても、馬は人に従って(人といっしょに)何かをやることが楽しいという状態になれるのだと思わされてしまう。馬とこういう関係になれたら素晴らしいだろうと思わされる必見ビデオ。 |
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When its time to Bail. The Emergency dismount. (非常脱出、緊急下馬) |
非常時の飛び降り方法を紹介領。この練習(体験)をしておくと、馬が暴れたときにも安全に降りられるかも。1秒も掛からない飛び降りは一見の価値あり。 | |
How to fall with Horse & Hound (どうやって馬と転ぶか) |
落馬練習マシンを使って落馬したときに怪我をしない受け身の取り方の訓練を紹介。柔道の前受け身の要領。この練習(体験)をしておくと、ひどい落ち方をしなくて済むかも。 | |
Horse Running on Treadmill (トレッドミルで走る馬) |
トレッドミル(人のランニングのトレーニングマシンの馬用版)に馬を乗せて走らせている映像。 馬の速歩、駈歩、襲歩などの様子がよく観察できる。 |
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Introductin to Amerika (Amerikaの紹介) |
乗馬シミュレータの紹介。 こういうマシンがあれば、指導者に具体的に脚の使い方だとか上体の姿勢などあれこれ指導してもらえそう。きっと上達も早いと思うが、日本にはまだないんだろうなぁ。 |
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Adjusting Your Stirrups While Mounted (馬上から鐙の長さを調節) |
馬に乗ったまま鐙革の長さを調節した後で、バックルの位置を鐙革たっかんにぴったりと戻そうとしてもきつくて並みの力では戻らない。そんなとき、このやり方(腕の力ではなく、脚力を利用)は、ぴったり。 | |
Basic trick riding lesson (トリック乗りの基本レッスン) |
トリックライドといっても曲乗りでは必ずしもない。馬と一緒に助走して飛び乗る方法を紹介。裸馬で特に有効な乗り方。 まだ自分では試していないけど、静止状態から飛び乗るよりも簡単かも。 |
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How to get on a horse bareback (どうやって裸馬に乗るか) |
裸馬に乗る方法。これは相当に馬をならしておかなければできない方法だが、こういうことができれば面白い。 | |
How to get on bareback! (どうやって裸馬に乗るか) |
Indian swing という裸馬に乗る方法。 拍車を付けてこの乗り方をするとすれば、跳ね上げた足でしがみ付くことはできないから、ジャンプ力、腕力がないとなかなか難しい。ここでやっている降り方については、やってはいけない降り方だと批判が沢山寄せられている。 |
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5 year old girl riding horse Bareback & Bridleless (裸馬に頭絡なしで乗る5歳女児) |
5歳児が首輪(neck rope)だけを付けた裸馬に乗って、並足から駈歩まで楽しく乗っている。こんなによく訓練された馬に乗れたら楽しいだろう。 それにしても、馬をよく慣らして、決して暴れたりしないように訓練しておくことは、楽しい乗馬をするためには必須だなぁと思わされる。逆に、よく訓練された馬に乗るならば、乗馬は安全でとても楽しいものになると確信でる。 |
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Bareback riding WITHOUT reins performed by Stacy Westfall (手綱なし裸馬騎乗) |
2006年競技会でのStacy Westfall の演技。裸馬に手綱を無しで乗って、馬に自在な演技をさせている。ここまでやれるようになるのに人馬ともにものすごい訓練をつんだのだろうなぁ。 なまじなことではできることでないが、こんなに人と馬とが一体になれるというのはすばらしい。 |
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How To Practice Your Classical Seat In Horseback Riding (古典的騎座の練習方法) |
初心者が陥りがちな悪い姿勢を動画で紹介し悪い点を指摘し、その矯正方法を解説。悪いときの動画、矯正後の動画を比べて見せてくれるので、とても勉強になる。 悪い例を具多的に見せてくれる動画は少ないので、これは必見の素晴らしい解説。 |
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Djigitovka.VOB | 説明がないのでよく判らないが、ロシアの曲馬団の演技らしい。こういうのを見ると馬は、教え込めばなんでもできる(何をやっても平気)なように思える。ここまでできるようになるには、人馬ともものすごい訓練をしてきたのだろう。 | |
How to Tie a Horse Rope Halter - Part 1 (ロープで作る無口頭絡) |
一本のロープで無口頭絡を作りる方法の解説。 | |
Country Pleasure Driving Class Gone Wrong! (田舎の楽しみ繋駕クラスでまずいことに) |
田舎で地域の人が繋駕を楽しんでいたところ、スピードをコントロールできなくなり馬が暴走。暴走した馬は他の馬にぶつかり、体当たりされた馬が暴走開始。止めようとした人に体当たり、最後は足を滑らせてひっくり返ってようやく止まった。 これを見ると、パニックになって暴走を始めた馬はどうやっても止まらないし、止めようとして前に立ちふさがるなど自殺行為だということがしっかり理解できる。馬は暴走しても人に危害を加えないようによけるとかは嘘だ。 |
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man killed by horse (馬に殺された) |
馬に殺されたという過激なタイトルだが、馬に焼印を押そうとして馬に蹴られた場面を紹介。馬がこういう風に尻の横にいる人を、しかもフェンス越しに蹴る事ができるというのは驚き。これを見れば、ここなら蹴られない(安全)だろうと思っていたところが安全でないことがよく判る。 | |
kicked in head by horse (馬に頭を蹴られた) |
馬車馬を調教していて御者席の人が馬に蹴られる。馬はこんな高いところまで蹴ることができるのかと、これも驚き。 | |
Horse kicks camera man (馬がカメラマンを蹴る) |
競馬場のパドック内で馬を撮影していたカメラマンが通り過ぎた馬に蹴らる。特段カメラマンがなにかやったということではないようだが、そばを通り過ぎた馬が何を思ったか顔面(カメラ)を蹴り飛ばす。こんなに遠くを蹴れるとはびっくり。馬の尻回りからは遠く離れていた方が安全。 | |
car hit by horse (馬が車に衝突した) |
道路を走っていた馬が前からきた車を回避せずに跳び越そうとして車に衝突。とっさに横に避けるよりは跳び越す方が馬の本能にあっているのだろうか? | |
Horse Goes Nuts (馬がとち狂った) |
競馬場でのできごと、騎手の乗っていない馬が暴走してきて、他の騎手の乗った馬に激突。暴走馬は脇に避ける余地もあったように見えるが、まともにぶつかっている。 馬が、ぶつからないように避けてくれるだろうとは期待薄。 |
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Horse Vs Man (馬対人) |
馬場のほぼ中央で騎手が馬に乗った直後馬が後方宙返り。轡を抑えている人もいるのに突然にこんなことをするとは!! まったく馬は突然なにをしでかすか判らない、油断は禁物。 | |
horible horse fall (ひどい落馬) |
障碍落馬の典型例の一つ。最初の障害は低かったので跳ね飛ばされなかったが、同じ体勢で跳んだ次の障碍は多少高さがあったので馬体に跳ね上げられた。 | |
Biggest faill ever!! (過去最大の落馬) |
障碍飛越での落馬の代表格、典型的な一本背負い。 | |